お金の不安解消~まずは現状把握から
いつもブログに訪問いただきありがとうございます。
前回「何が不安なのかを知るために、書き出してみましょう」とお話をしました。
試してくださったのならうれしいです。
大体「お金のこと」・「病気、認知症など健康面」・「葬儀・相続」・「家など不動産」・「お墓」・「飼っているペットの将来」などが心配な点でしょうか。
今日から何回か「お金」に対する不安解消についてお話をしたいと思います。
・お金の不安を解消するためには「資産」と「負債」の把握が大事
自分にいくらくらいの「資産」(お金や不動産など)があるかを把握するのは大事ですが、同時にローンや借入金などの「負債」(簡単に言うと借金)の把握はもっと大事です。
→相続の問題にも関係してきます。
プラスのお金とマイナスのお金、両方を洗い出すことで、「自分にはいくらお金があるのか」正確な金額がはっきりします。まずはそこから始めていきましょう。
・お金の不安解消のために今回すること
① 預貯金がいくらあるのか把握する
② 株などの有価証券、ゴルフ会員権などを把握する
③ 年金、生命保険などを把握する
何回かに分けて取り組むと、やりやすいと思います。
ご家族などと一緒に作業される方が、記入ミスなど防げるのでお勧めです。
① 預貯金がいくらあるのか把握する
・まず自分の持っている全部の通帳を集めます。
(長いこと記帳をしていないなら、一度最寄りの支店で記帳しておくことをお勧めします)。
・銀行名、口座番号や支店名、支店番号等を書き出します。
・普通預金、定期/定額、積立預金など預金の種類別に残金を書きます。
*子供の立場ではキャッシュカードの暗証番号、銀行印など知りたいですが、一つのノートに全部書いてしまうと、安全上問題があります。
口頭などで聞いて、別に書き留めるなどした方が良いと思います。
私は仕事を始める前、A5サイズ(手帳くらいの大きさ)のノートに書きだしていました。
ノートでもエンディングノートでも使いやすいものをお使いください。
② 株などの有価証券、ゴルフ会員権などを把握する
これは万一の時、家族が取り扱いがわからなくて困る大きな原因なので、少し面倒くさいですが調べてみましょう。
*ゴルフ会員権なども、相続の対象です。
知らずに放置しておくと、後日多額の会費を相続人が請求されたりする事例がありますのでご注意ください。
「株や投資信託などよくわからない」というケースもあると思います。その場合は、証券会社や金融機関から送られてきた「報告書」を探してみてください。そちらに詳細が記載されています。
こちらも銀行と同じように、証券会社・金融機関名、支店、口座番号、名義人、取得金額などを書き出していきましょう。
そのほか「純金積立」「プラチナ積立」などがあれば、そちらも書き出します。
③ 年金、生命保険などを把握する
年金手帳、ねんきん定期便、保険証券などを集めてチェックします。
公的年金については、「ねんきん定期便」に情報が書かれているので、こちらをノートに貼っておかれても良いかと思います。
年金受給者の場合は、「年金振込通知書」を貼っておきましょう。
公的年金以外の個人年金にも加入されている方は、そちらの方も忘れずに書いておきましょう。
生命保険等の保険についても、証券や加入者証などでチェックしましょう。
保険会社名、保険種類、証券番号、満期の日付、保険金受取人、手続き連絡先などを調べて書いておきます。
お疲れ様でした。
今回やることは、これで終わりです。
まだ細かいところは残っていますが、ざっと上記の3つを調べると「年金がいくらもらえて、預金等がいくらあるのか」がわかります。
まずは、やりやすいところから取り組んでいきましょう。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう。
*行政書士事務所 ほりうち
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