エンディングノートのこと②
エンディングノート作成は共同作業で
ブログにご訪問いただきありがとうございます☆
前回ご紹介したエンディングノート、せっかく購入したので自分でも少し書く準備を始めてみました。
いざ書こうとした際の正直な感想は、「これは結構大変だ(めんどくさい)…」ということでした。
大体60ページのノートにびっしり書き込んでいくので、時間も手間もかかります。根気のいる作業です。←脅してどうするという気もしますが(笑)
なんとか、挫折しないで書く方法はないのでしょうか?
今はエンディングノートや終活セミナーの案内も時々目にします。
調べてみて意外なところでは、葬儀社さんが「終活セミナー」としてエンディングノートの紹介をされていたりしました。
セミナーに参加すると、「エンディングノートを書く」というやる気は起きやすいだろうなと思います。
しかし、セミナーの時間は大体60~90分程度です。説明を聞いても、実際に書く作業は自分でやることになるでしょう。書いていく際には、わからないことなどが色々出てくるはずです。
それを誰に聞けばいいのか?迷いますよね。セミナーが5回連続などでしたら、講師に尋ねることができますが。
親御さんがエンディングノートを書いていくためには、親子二人三脚・分担制という方法はいかがでしょうか?
エンディングノートの内容を大別すると3つ
前回のブログと重複してしまいますが、「情報の性質」で内容を分けると以下の3種類です。
①客観的な情報 → 資料があれば他の人でも書ける
1.預金や保険、年金などのお金関係。2.健康状態などの医療関係。3.親戚関係など。
②終末に向けての意思や希望 → 本人の希望を一つずつ確認する必要あり
1.万一の際の告知、終末医療の希望。2.万一の際のペットなどをどうするか。3.葬儀について。4.遺言書、相続など。
③自分史、メッセージ → 本人でなければ書けない
1.色々な思い出やエピソード。2.家族や大切な人へのメッセージなど。
こうして分類してみると「本人だけにしか書けない」内容は、③の自分史、残される人へのメッセージなどです。
③については、是非ご本人に書き進めていただきましょう。
そのほかの①や②を、あなたやご家族が少しお手伝いをするという形はいかがでしょうか?
①客観的情報について
①については、通帳や年金手帳、生命保険証券など必要書類を一緒に確認します。その後、あなたがノートに転記する形で作業を進めます。
大切なのは、まずご本人がきちんと確認することです。あなたは「筆記者」に徹するようにしましょう。「通帳番号は私が書くね」などと話しながら、親御さんの前で書き込むことが大事です。
「子供が私の財産を自分の勝手にしようとしているのでは?」と不安を抱かせるようなことがないよう、心配りをしましょう。
②終末に向けての意思や希望について
②については、ご家族でよく話しながら進めていきましょう。
これは万一の時「告知はどうするか」「延命治療を希望するか」「葬儀はどこでどのくらいの規模でするのか」等、デリケートで大事な判断をしなくてはいけないものがたくさんあります。
いざ容体が急変して病院へ行くと、医師から「延命治療はどうしますか?」等々、細かい意思確認を尋ねられます。
そのとき本人の希望がわからないと、子供が返事をすることになります。急いで判断を迫られるので、後で「あの判断でよかったのか」と悩むことがあります。
そのような悲しいことがないよう、ご本人とご家族でよく話をしながら、意思の確認と統一をしておきましょう(万一の時、兄弟で意見が分かれること等よく聞きます)。
以上書いてきましたがいかがでしょうか?
とにかく一気に書くのは無理があります。
少し早めから時間をかけて、お互いに話をしながら準備できればいいなと思います。
最後に~エンディングノートを自分も書いてみよう
自分がエンディングノートを購入、いざ書こうとしたとき、大事な書類や情報をきちんと管理できてなかったことを痛感しました。
保険証・年金手帳・生命保険証券・預金通帳などがバラバラに保管されていたりしました。
しかし、一度こうやってノートに書き出してみると、自分の健康状態や資産状況、その他大事な情報が一つに整理されるので、万一に備えるのにとても良いと思いました。
もちろん保管は厳重に、です。
まず自分で書いてみること。そして「体験者」として「よかったよ」と親御さんに勧めると、分かりにくいところをあなたが教えることができ、親御さんの信頼度もあがるのではないでしょうか。
どうしてもわからないことは、それこそ行政書士や司法書士、ファイナンシャルプランナーなどプロに尋ねていただければ、と思います。
一緒に作業をする中で、昔の思い出などを聞いたりして、よい時間を過ごせるといいですね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました♪
またお会いしましょう。