エンディングノートのこと①
ブログにご訪問いただきありがとうございます☆
前回成年後見制度についてお話をしました。
今日はエンディングノートについてお話をしたいと思います。
先日資料に一冊購入したのですが、もう一度書店で見たら4社の「エンディングノート」が平置きされていました。
世間での関心の高さがうかがわれますね。
それぞれを見比べて、昨日購入したものとは少し違うものをもう一冊買ってきました。
2種類のエンディングノート、その比較
最初に買ったのは「もしものときのエンディングノート」(二見書房)です。
あとから買ったのが「もしもに備える安心ノート」(永岡書店)です。
並べて写真を撮ると、どちらもそっくり。他社のもほぼ似たような感じでした。
ただ「もしもに備える安心ノート」という名前は他になく、目を引かれました。
「もしもに備える安心ノート」の特徴
安心ノートを開いてみると「書き込むうちに自分の現状が整理され、不安が安心へと変わっていくノートです」と書いてあります。
もしもの時に書いておくと「安心」と、今を生きる「高齢者本人」に焦点をあてています。
エンディングノートというと、どうしても「終活」「亡くなった時のためのもの」というイメージが強くなります。
この「もしもに備える安心ノート」は、「私が安心するために書くものだ」と手に取りやすいのではないかと感じました。
このノートを書くとどういう良いことがあるか?を、最初にマンガで書いてありとっつきやすい感じがしました(大体人は「お得」に弱いですよね)。
ファイナンシャルプランナー(CFP)4人による「エンディング研究会」が監修されています。そのためか、ページ下のコラムが「お!これは知らなかった」というお役立ち情報になっています。
「もしものときのエンディングノート」の特徴
もう一冊の「もしものときのエンディングノート」については、「一番売れているエンディングノート」と書いてあり、それで手に取りました。
弁護士の江﨑先生が監修されています。
さすが弁護士先生の監修、かっちりしていて「これだけ押さえていれば大丈夫」という安心感があります。
中に「もしものときのために知っておきたい○○」というコラムが1~5まであります。
「資産、負債のこと」「介護や終末医療のこと」「相続と遺言の関係」「遺言書について」「葬儀、納骨など」と、大事なことをまとめてあります。
一つ残念なのは、コラムの字が小さいことです(本文の文字は大きくて読みやすいですが)。親御さん本人が読むのは厳しいかもしれません。
あなたやご家族が一緒に読むといいかもしれません。コラムの内容は、ご本人よりむしろご家族が知っておいた方がよいことだと思います。
書く内容について
これはどのエンディングノートでも、ほぼ共通しています。
1.自分自身のこと
基本データ、健康状態など
2.お金のこと
預貯金について、口座引き落としのもの、年金額、ローン等資産と負債
3.家族、親族、友人のこと
基本データ、連絡先など
4.エンディングについて
終末医療などについての希望、葬儀、お墓などの希望
5.遺言書、相続について
6.自分の好きなもの、思い出、ペットについて、大切な人への伝言など
順番やどういう章立てかはそれぞれ違っていますが、内容としては大体上記6つです。
エンディングノートはどれを選ぶか?
これは、とくにどれがというものはなく「好みで」というのが正直なところです。
書くべき内容はほぼ変わらないので、あとはノートを開いてみて「これは書きやすそう」「これは見にくい」など、親御さんの好みで決めるのが良いと思います。
今はネットで本を買うことが多くなりましたが、このエンディングノートのように、読むだけでなく中に書き込むものは、実際に書店で中身を確かめて買う方が間違いないと思います。ぜひ一緒に出かけて、親御さんが気に入ったものを探してみませんか?
次回は実際エンディングノートを書こうとして感じたことなどお話ししたいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました♪
またお会いしましょう。