高齢者の交通事故~歩行者編
高齢者の交通事故について(歩行者編)
ブログにご訪問いただきありがとうございます☆
最近高齢者の事故のニュースを頻繁に耳にします。
とても痛ましい事故が多いです。
今日は高齢者が道を歩いていて事故にあうケースについてお話ししたいと思います。(運転していて加害者となるケースはまた後日)少しでも交通事故が減ればと願っています。
車を運転中、お年寄りが急に道に飛び出してきて「ヒヤッ」とした経験はありませんか?なぜ飛び出してしまうのか?原因は大きく2つです。
認知症の問題と肉体的な老化による問題
1.認知症による問題
→車が来ていても「危険だ」「横断歩道を歩かなければ」と認識できなくなり、平気で道を横断してしまうことがあります。
2.老化による体の変化(特に目に大きな原因があります)。
・高齢になると、少しでも日が陰ってくると物が見えにくくなります。
・距離感やスピードの見積もりの精度が甘くなると報告されています。
→夕方で物が見えにくくなり、距離などがつかみにくい「18時前後」が一番事故の多い時間帯です。
また、事故は自宅から半径500m以内で起きていることが多く、死亡事故の30%をしめています。
慣れた道だとつい油断してしまうことも原因かと思われます。
認知の問題、肉体的な老化の問題から、交通事故の起きやすくなるのは以下の4つのケースです。
1.夕暮れの18時前後
2.自宅から500m以内
3.横断歩道がないところ
4.直線道路
曲がり角ならまだしも、直線道路が危険だというのは正直意外でした。車が見えていても、距離感やスピードの精度が甘く、認知症の場合は「車に注意」という感覚がないため、事故が起こりやすいのですね。
運転する側としては「直線道路だし、相手も車を見ていたから大丈夫」と安心していると、飛び出してきて事故になってしまい、「なんで⁉」となるケースだと思います。
これは、運転する側が「高齢者は若い人と見え方が相当違う」「突然飛び出してくるかもしれない」と、気をつけるしかないのかなと思っています。
私自身運転中、道をゆっくり横断するお年寄りに出会うことが度々あります。「なんで横断歩道をわたらないのかな?」「車が来ているのになぜ?」など、不思議に思ったり、イライラすることがありました。
しかし、認知の機能や視力の衰えなどから来るものだと学んで「あぁそれでか」と納得することがありました。
わざとしているのではなく気がついていないのだなと知ると、運転する側が気をつけなければと思うようになりました。
運転時気をつけること
1.若い人と高齢者では見え方が相当違うことに留意する
2.夕方少しでも暗くなったらライトをつけるようにする
3.予測できない動きをするかもしれない、と思って十分注意する→スピードを落とす
高齢者の家族が気をつけること
1.夕方は一人で外出しないように気をつける
2.反射板などを身につけるようにする
3.気づかないうちに視力が低下していることがあるので、視力検査をする
危ないからといって、まったく外に出さないのも却って認知症がすすむ原因となります。
閉じ込めてしまうのでなく一緒に外出する、外出は明るいうちに、などを心がけることが大事ではないでしょうか。
車を運転していると、つい気がせいてしまうことが多いです。けれども一呼吸おいて、安全運転をするように努めたいものですね。
今日もお読みいただきありがとうございました♪
またお会いしましょう。