徘徊に対するサポートのこと
ブログにご訪問いただきありがとうございます☆
前回高齢者の徘徊についてお話ししました。
我が家でも再確認し「隣近所の人に声をかけておく」、地域での取り組みは大事だという話が出ました。
そのことに関連して、今日は「公のサポート」について、お話ししたいと思います。
まずは各市町村のHPをチェック!
あなたのお住いの市町村のHPをご覧になってください。
自治体ごとにHPのデザインは違いますが、「高齢・介護」や「暮らしの情報」といった項目があります。
その中に、認知症の方や家族の方のサポート、徘徊への取り組みが出ています。
取り組みの内容は自治体ごとに違いますが、今は行政がかなり力を入れていると感じました。今回は特に私の住んでいる福岡の取り組みを紹介します。
福岡市の3つの取り組みについて
福岡市では「認知症の人の見守りネットワーク事業」というものがあります。
取り組みとしては3つ。
「登録制度」「捜してメール」「捜索システム(ステッカー)」です。
「捜索システム」はステッカー代などで3,600円かかりますが、他は無料です。
1.「登録制度」→事前に個人の情報を登録。行方が分からなくなったときの早期発見・保護や身元確認に
2.「捜してメール」→「登録制度」と同時利用。行方不明になる可能性のある方の情報を事前登録し、いなくなったときは「登録サポーター」に情報をメール配信。
多くの人に捜索に協力してもらうことで、早期発見・早期保護を図るもの
3.「捜索システム(ステッカー)」→行方不明になる可能性がある方の持ち物等に「ステッカー」を貼付(48枚入)。 ステッカーにはその人個人のID番号と、連絡先(フリーダイヤル)が記載されている。
発見者はそのフリーダイヤルに電話してもらい、それが介護者に自動転送される(個人情報が漏れない)。
このステッカーのシステムは、直接名前や住所を書くことに抵抗がある場合、とても便利だと感じました。
あと忘れてならないのは、これらの取り組みをどれだけ一般の人に知ってもらうか、意識の浸透と情報の共有だと思いました。今、自治体でも勉強会などに力を入れています。
福岡に限らず、他の地域でもそれぞれ工夫して対策をとられています。
厚生労働省がまとめた「行方不明を防ぐ・見つける 市区町村・地域による取組事例(平成29年1月)」の資料がありました。色々参考になることが多かったです。
お時間のある時にでも読んでいただければと思います。
https://www.dcnet.gr.jp/pdf/gyousei/th28_yukuefumei_torikumijirei.pdf
調べてみると、かなり地域全体で認知症の徘徊について取り組んでいることがわかりました。普段はなかなか見ない市町村のHPですが、実は役に立つ情報がたくさんありました。
もし周りに徘徊のことで困っておられる方がいらっしゃったら、ぜひ市町村のHPのことを教えてあげてください。
今日も最後までおよみいただきありがとうございました♪
またお会いしましょう。