行政書士事務所 ほりうち

福岡市で行政書士をしています。 

高齢の方とお話するときの2つのポイント

ブログにご訪問いただきありがとうございます☆

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ご高齢の方とお話をするときに、心がけておくとよいことを今日はお話したいと思います。

 

自分の親、または周りの方と接していて「なんだか耳が遠くなったような…」と感じることはありませんか?

何度も聞き返されたり、テレビのボリュームがやけに大きかったり。

 

平松類氏の「老人の取扱説明書」によると、「難聴は50代後半からはじまり、60代後半で急速に進み出し、80代以上では7~8割を占めます」とあります。

 

この数字を見ると、高齢の方が耳が遠くなるのはごく自然なことだとわかります。

耳の遠くなった方へ、どのように接したらよいか、少し知っておくと役に立つと思います。

 

1.感情だけが強く伝わるのでムキにならない

耳が聞こえにくく何度も繰り返し聞かれると、こちらもついつい「イラっ」となります。

ついつい「さっきもいったでしょ!」「だーかーらー…」、と語気が強くなってはいませんか?

 

するといわれた方は「自分が何度も聞いたからあなたが怒った」ではなく、なんだか理由はよくわからないけれど、あなたが怒った!とインプットされてしまうのです。

 

この「感情」は、心に強く刻まれやすいと、先の「老人の取扱説明書」にありました。

理由はスポッと抜け落ちて「怒られた」という点だけが強く残ってしまう。

 

自分の時も、「イラっ」としたら親は敏感に感じ取り、向こうも不穏な態度になっていたことを思い出します。

 

イライラするのは仕方のないことではありますが、親にはその感情だけがインプットされ、自分が悪者のように思われてしまう…と知っておくと、少し冷静になれるかなと思います。

 

2.低い声で ゆっくりと 正面から

ご高齢の人はすべての音声が聞こえにくくなるわけではない。聞き取りにくくなるのは、高い音声、特に女性の声だそうです。

 

そのため「19時、20時のニュース番組」を真似して話すと、とても良いそうです(「老人の取扱説明書」より)。

 

著者の平松氏がNHK出演の際も「こんな遅くていいのかな?というくらいゆっくり話してください」と言われたと書かれていました。

 

つまり、少し低い声で、ゆっくりと話すことです。

そして実際に会って話しているときは、必ず相手の正面に来て声をかけると聞き取りやすくなるそうです。

 

低い声で ゆっくり 正面から

これは、すぐにでも真似できそうです。

ーーーーー 本題はここまで ーーーーーー

 

(余談) 先日体験したこと

私の住んでいるところには、すぐ近くにもうひとつ教会があります。

名前もよく似ているので、郵便が間違って届いたり、人が間違えていらしたりします。

 

少し前のことですが、こちらの教会に10回くらい電話がかかってきました。

やはり教会を間違えておられました。

 

夫が、「それはうちの教会ではありません。〇〇教会です」と説明しても伝わっていないようでした。

何度も何度も電話がかかり、大きな声で話してもなかなか伝わりませんでした。

 

見かねて私が電話を代わりました。

ちょうどこの「老人の取扱説明書」を読んでいたので、ゆっくりとお話をしました。

 

「教会が違う」ということが、そもそもわかっていない様子で戸惑っておられました。

「それでは、〇〇教会のお電話番号をお調べしましょうか?」と言って、スマホで検索。→正しい番号をお伝えする、ということをしました。

 

実はそのあとも2回かかってきました。その度電話番号をお伝えし、先方の先生にも連絡をしました。

 

最後かかってきたとき、同じように番号をお伝えして「向こうにかけて△△先生の電話番号を教えてください、とおっしゃったら良いですよ」と言いました。

 

その後電話がかかってこなかったので、「なんとか伝わったかな」とほっとしました。

 

低い声で ゆっくり そして 短い文で話す

が功を奏したようです。

ひと段落してから、牧師である夫とも今日書いたブログの内容を共有しました。

 

長い文章を最後までお読みいただきありがとうございました♪

またお会いしましょう。