熱中症の予防~高齢者について
ブログに訪問いただきありがとうございます☆
前回「熱中症は5月から注意!」との記事をアップしました。
今日用事を済ませて帰宅すると、室温が32度に上がっていました💦
やはり、5月から要注意は間違いないようです。
今回は環境省の「熱中症予防情報サイト」の「熱中症環境保健マニュアル」を参考に、高齢者への注意事項をあげていきたいと思います。
高齢者の特徴~熱中症にかかりやすい理由
①「暑い」と感じにくくなる
夏(7~9月)の間の高齢者(70歳以上)の居室では、若年者より室温が2度ほど高く、31~32度にも達しています。また湿度も高く、高温多湿の環境で生活していることが報告されています。
②行動性体温調節が鈍る
皮膚の温度センサーが鈍くなると、体温調節機能も遅れてきます。
③発汗量・皮膚血流量の増加が遅れる
④発汗量・皮膚血流量が減少する
汗や皮膚の血流量がうまく働かなくなるため、温度調節ができにくくなります。
⑤体内の水分量が低下する
⑥のどの渇きを感じにくくなる
普通体内の水分が減少するとのどが渇きますが、高齢者の場合渇きを感じにくくなっています。これは脳の察知能力の低下によるといわれています。
以上の6つから見えてくることは
・暑さを感じにくく、また暑くても体温を調節する機能が低下している
・体の水分が少なくなり脱水状態になりやすい。しかしのどの渇きを感じにくくなっている。
この温度と湿度の管理、水分補給について周りがサポートしていくことが大切です。
高齢者の熱中症予防の対策
①温湿度計をおいて、室温をチェック
暑いかどうかを、客観的に判断できるようにしておきましょう。
そしてなるべく頻繁に確認するよう、声をかけることが大事だと思います。
実は、親も子供の言葉を聞き流して「あ~、暑くない」「うん、温度高くないよ」など、適当に返事をすることは割とあります(経験者)。
そのため温湿度計は文字の大きな、よく見えるものを購入しましょう。
電話では「何℃ある?」と、温度を一度見てもらうようにすると良いと思います。
そして「28度超えたらクーラー入れろって、テレビ(例)で言ってたよ」などと声をかけてみましょう。
まずはこまめにチェックと声かけです。
②のどが渇いていなくても、水分を摂るように声掛けをする
冷房を入れているから、と油断して熱中症になったというお話を聞きました。室温の調節と同時に、水分補給は大事です。
お水やお茶を飲むほかに、食事に一品汁物を足すようにするだけでも、かなり違うそうです。
汁物だと塩分も補給できるので、インスタントのおみそ汁などを上手に取り入れるのも手だと思います。
③一日一回汗をかく運動をする
これは、自分では思いつきませんでした。「熱中症環境保健マニュアル」を見て初めて教えられました。
日頃運動している高齢者は、若年者に劣らない暑さに対する耐性ができていると報告されています。運動をすることで血流アップ、体力増強となるところが良いのだと思います。
しかし無理は禁物です。いきなり無茶をしないよう、軽いストレッチや体操など、できればご一緒に始められてはいかがでしょうか。
以上ご紹介をしてきました。
まず、エアコンがない場合はエアコン設置から始まります。
ご購入の際はご家族が一緒に行って、できるだけシンプルで操作が簡単なものを選ぶことをお勧めします。
最後に、実は気になっていることがあります。それは単身高齢者の方のことです。
近くに家族やお友達がいればいいのですがそうでない場合、なるべくご近所で声を掛け合っていければ、と思っています(難しい点があるのもわかります)。
今後ますます高齢者が増えていく中、クローズアップされてくるのではないでしょうか。
書いている私自身、どうすればいいのかまだ答えが見つかっていません。
宿題をもらったような気分です。
何か良い考えが思い浮かんだら、是非教えてくださればうれしいです。
今日もここまでお読みいただきありがとうございました♪
またお会いしましょう。