5月から要注意! 熱中症のこと
今から気をつける熱中症について
ブログに訪問いただきありがとうございます☆
ゴールデンウィーク過ぎてから、急に暑くなってきました💦
我が家は連日のように、室温が30度まで上がっています。
以前は5月でこんなに暑いことはあまりなかったと思いますが、いかがでしょうか?
これからますます暑くなる前に、熱中症対策についてお話ししたいと思います。
1.熱中症は年々増加しています。
2015年に救急搬送された人は、約56,000人。また、救急搬送されなくても熱中症で病院を受診した人は2014年で285,000人もいるのです。(日本気象協会「熱中症ゼロへ」より)
そして2018年は、7~9月だけで85,000人あまりが救急搬送されました。(消防庁発表)
2015年と比べて1.5倍以上となっています!
また、熱中症患者の約半数、そして亡くなった方の約8割が高齢者です。
高齢者の方が多い印象ですが、反面患者の半分は高齢者以外の全年齢層です。
赤ちゃんや子供さんをはじめ、自分や周りの人たちも熱中症になる可能性があることを、心にとめておきましょう。過信は禁物です。
2.熱中症の要注意時期
熱中症に対し特に気をつけないといけない時期は、以下の4つです。
① 5月の暑い日
② 梅雨の晴れ間
③ 梅雨明けから盛夏
④ お盆休みとお盆明け
ご覧になってドキッとしませんでしたか?実は5月の暑い日は、もう要注意!なのです。
5月ごろから、30度を超えるような気温が時々出始めます。
その暑さに身体がまだ適応できないため、熱中症が発生しやすいのだそうです。
「まだ5月」と油断せず、暑いときは部屋を涼しくするなど心がけましょう。
「熱中症要注意シーズン」は5~9月まで。
今の暑さでは、「夏は5月から」と思っているくらいで丁度よいようです。
3.熱中症の症状
主な症状は以下の通りです。
① めまい、顔のほてり、頭痛など
② 筋肉痛、筋肉のけいれん(手がつる、ぴくぴくするなど)
③ 汗のかき方がおかしい(滝のような汗、または全く汗をかかない)
④ 体温が異常に高い、皮膚が赤いなどの異常
⑤ 呼びかけに反応しない、まっすぐにあるけない→重度のおそれ
⑥ 水分を摂らせようとしても、水分補給が自分でできない→大変危険な状態(無理に飲ませないこと)
①のめまいや顔のほてり、頭痛 ②の筋肉痛、けいれん等は、「あ、そういえば」と思い当たる方も結構多いと思います。
熱中症の症状が出た時は、できるだけ早く病院を受診しましょう。
特に上記の⑤、⑥の場合は、迷わず救急車を呼びます。
救急車の到着を待つ間にできることを挙げておきます。
4.応急処置~とにかく冷やすことと水分塩分の補給
①涼しい場所に移動→クーラーのきいた室内へ、屋外の時は風通しの良い日陰
②衣服を脱がし、体を冷やし体温を下げる。→首やわきの下、足の付け根などを氷で冷やす、皮膚に水をかけてあおぐなど
③水分、塩分の補給→体内に吸収しやすい経口補水液、スポーツドリンクなど
*ただし嘔吐したり意識不明の時は、無理に飲ませないこと
5.熱中症の予防について
今回は一般的な熱中症の予防方法についてまとめておきます。
① 朝食をしっかりとるなど、普段の規則正しい生活で体力をつけておくこと。
② 気温(室温)と湿度の両方!をいつも気にしておく。
気温が低い時でも、湿度が高ければ熱中症のリスクはあがります。(熱がこもりやすいため)
天気予報などでチェックをするほか、部屋に温度計・湿度計を置きましょう。
スマホでもチェックできるアプリもありますので、そちらを利用してみるのもよいと思います。
③ 水分をこまめにとる。
暑いときは水分のほかに塩分も汗で失われます。そのようなときはスポーツドリンクを利用するのも手です。
*ただし、飲みすぎは注意
④ 飲み物を持ち歩く
外出時など特に気をつけてほしいことです。
水筒などを持ち歩き、ちょこちょこと飲みましょう。のどが渇いてしまう前に、定期的に少しずつ飲むことが予防につながります。
⑤ 涼しい衣服の工夫
まずは、汗をかいたらなるべくこまめに着替えをしましょう。汗で湿ったままの服を着ていると、通気性が悪く熱がこもりやすくなるので危険です。
素材は通気性の良いものを選びましょう。木綿や麻などがおすすめです。
下着は吸湿性、速乾性機能があるものを選ぶと快適で、洗濯物も早く乾きます。
⑥ 日差しを避ける
かんかん照りの中外出は危険です。なるべく真昼の外出は避けましょう。
やむを得ないときは、日差しを遮る日傘やつばのある帽子、冷却グッズなどを上手に利用しましょう。
⑦ お昼寝をするなど、休憩をこまめにとる
疲れて体力が落ちていると、余計に熱中症にかかりやすくなります。
くたびれた時は、無理せず休みましょう。
⑧ 室内を涼しくする
終わりの方になってしまいましたが、やはりこれが大事です!特に高齢者の熱中症の半数は室内で起きています。
昔の暑さとは比較にならない昨今の猛暑。
真夏でなくても暑いときはクーラーを入れて、室内を28度以下に保ちましょう。
冷風が直接身体に当たらないよう、扇風機やサーキュレーターなどで冷気を循環させ、室内全体を涼しくしましょう。
*電気代が気になるところですが、無理して病院へ行くことを考えたら多少は仕方ありません。お財布には厳しいですけれど、命には代えられません。
⑨ 睡眠環境を整える
今はヒートアイランド現象によって、夜になっても気温が下がりにくくなっています。
そのため、睡眠時に熱中症が発生しやすくなっています。
通気性の良い寝具、衣類にして、エアコンや扇風機のタイマーを使用するなどして、涼しく休めるよう工夫しましょう。
いかがでしたでしょうか?
思いのほか熱中症が起こりやすくなっていることに、私自身も驚きました。
最初、ご高齢の方の熱中症について調べていましたが、全年齢層にわたって気をつけないといけないと改めて教えられました。
ついがんばって我慢しがちですが、どうぞ無理せず、暑いときはゆっくりと涼しくして心身を休めましょう。
今日もお読みいただきありがとうございました♪
またお会いしましょう。