行政書士事務所 ほりうち

福岡市で行政書士をしています。 

熱中症と塩分補給について

ブログにご訪問いただきありがとうございます☆
5月も残り少なくなり、本当に暑い日が続いています。お変わりはありませんか?

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以前、熱中症についての記事を書かせていただきました。
温度と湿度のチェック、水分補給、軽い運動が大事だとお伝えしました。

 

ただ水分補給は大事だけれど塩分も気をつけないと、と思いながら記事を更新していませんでした。今日は塩分補給についてお話ししたいと思います。

 

熱中症予防のための塩分補給について

高温多湿の屋内外で30分を超えるスポーツや作業をしていると、汗を大量にかきます。
すると体内の水分とともに、塩分やミネラルも失われてしまいます。

 

そのような汗を大量にかいたときに水分だけを補給すると、かえって熱中症を誘発する恐れがあります。(体内の塩分、ミネラルのバランスが崩れるため)

 

汗をかいたときには、塩分やミネラルも忘れずにとるようにしましょう。
今は「ミネラル入りの麦茶」などもありますね。

 

スポーツドリンクもよく飲まれていると思いますが、自分でも作ることができます。
1リットルの水に対して1~2gの食塩を加えます。

 

それだけだとちょっと…という場合は、砂糖を大匙4~5杯にレモンなどを加えると、手作りのスポーツドリンクになります。

 

レシピによって砂糖が大匙6杯などもあり、糖分の摂りすぎが少し気になるところではあります。
飲み方を調節して、バランスよく水分塩分を摂るよう心掛けたいですね。

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高齢者の塩分補給について

塩分補給についてお話してきましたが、高齢者の場合は少し注意が必要です

 

先日、ある方とお話ししていたら「高齢者(特に高血圧の人)は、水分補給は大事だけれど、そんなに塩分補給はしなくていいですとお医者さんに言われたそうです。

 

汗をかく運動や作業をしたときは塩分補給をしないといけないけれど、高齢者は
普段から塩分多めの食事をとっているから、無理にプラスする必要はないのだそうです。


高齢者の味の感じ方について

お医者さんがなぜ「高齢者はそんなに塩分を摂らなくてもいい」と言われたか、少し調べてみました。

 

実は年齢を重ねるにつれて、味覚を感じるセンサー(味蕾)が衰えてくるので、味を感じにくくなるのです。

 

「塩味、苦味、旨味、酸味、甘味」の5つの味を味蕾で感じとるのですが、その中でも「塩味」を感じることが弱くなってきます。


アメリカの研究によると、高齢者が塩味を感知する能力は若い人に比べて約12分の1程度だといわれています(米国医師会雑誌「JAMA」1997)。

 

これはまだ諸説あるようですし、数値は多少変わってくるかもしれませんが、塩味を感じにくくなっていることは間違いないようです。

(だからよくお年寄りが醤油やソースをいっぱいかけるのですね。)

 

そのためお医者さんも「特に汗をかいたときでなければ、高齢者は無理して塩分補給しなくてよい」とおっしゃったのだと思います。

 

それぞれの年齢によって、熱中症への対策も変えなければいけませんね。
私自身も勉強になりました。

 

それでは、高齢者の塩分摂りすぎはどうしたらよいのか?が気になるところですが、それはまた改めて記事にしたいと思います。

 

今日も最後までお読みいただきあありがとうございました♪
またお会いしましょう。